※この展覧会は既に終了しております |
|
2010年7月17日(土)〜9月12日(日) |
●休館日 毎週月曜日(ただし7月19日は開館、翌7月20日休館)
●開館時間 午前9時〜午後5時(入館は午後4時30分まで)
●入館料 一般400円 大高生200円 中小生150円
※20名以上は団体2割引
※和歌山市内の小中高生は土曜日入館無料
※和歌山市老人優待利用券ご提示の方は入館無料
|
|
一般に西日本は縄文時代の遺跡が少ない地域と言われますが、近年、和歌山県内では、縄文人骨が多数出土した鳴神貝塚(和歌山市)、東北地方にみられる遮光器土偶の手先の部分が出土した川辺遺跡(和歌山市)、西日本では珍しい中期前半の集落遺跡とみられる徳蔵地区遺跡(みなべ町)、直径15mを超す大型竪穴住居が検出された中飯降遺跡(かつらぎ町)など、重要な遺跡の調査が相次いでいます。また最近では、人骨のコラーゲン分析、貝殻の成長線分析、石器に残されたデンプン抽出、黒曜石の産地同定などの新しい方法による縄文時代資料の分析が進められつつあります。
今回は、県内で発見された縄文土器や土偶、石棒などの主要な資料に近年の発掘調査成果を加え、各種の分析結果や県外の縄文時代を代表する考古資料(重要文化財5件14点を含む)もあわせて展示し、和歌山の縄文時代の姿をとらえ直します。
《展示構成》
T縄文時代―はじまりの頃
U縄文土器―東と西
Vよみがえる縄文人
W祈りの世界
X和歌山の縄文ムラ
Yそして弥生時代へ
|
|
|
|
|
重要文化財・遮光器土偶
(宮城県恵比須田出土・東京国立博物館蔵) |
火炎土器(名古屋市博物館蔵) |
|
|
重要文化財・ミミズク土偶
(埼玉県真福寺遺跡・東京国立博物館蔵) |
土偶(海南市鳥居遺跡) |
|
|
異形磨製石器(有田川町長谷川出土) |
|
|
関連イベント |
●特別講演会(2階講義室、先着120名)
「今、縄文に関西が熱い
―縄文草創期〜晩期の定説を覆す新発見―」 泉拓良氏(京都大学大学院教授)
7月31日(土)午後1時30分〜3時
「和歌山の縄文遺跡から学ぶこと」 前田敬彦(当館学芸員)
8月21日(土)午後1時30分〜3時
●展示解説
(午後1時30分〜3時、2階特別展示室にて)
7月17日(土)、8月7日(土)
●体験学習「縄文人体験!」
(午後1時30分〜3時)
8月4日(水)
内容:石器の切れ味体験、麻紐のコースター作り、火起こし体験など
※要事前申込
---------------------------------------------------------------------
【関連行事】
●9月4日(土)午後1時〜4時30分頃
紀伊考古学研究会大会「和歌山の縄文ムラを考える」
―縄文後期前葉を中心に―
記念講演:矢野健一氏(立命館大学教授)「縄文時代の集落像」
他、和歌山県内の縄文集落についての発表あり
会場:和歌山市立博物館・2階講義室
定員:120名、申込不要。
詳細は紀伊考古学研究会事務局(090-1582-3128)まで
|